当店ではフェラーリの点検、整備を数多く携わっていますが、今回はタイミングベルト交換の御案内します。
タイミングベルトの交換時期は4年、3万Kmですとか2年、2万Kmと言われていますが、実際ベルトが切れてしまったり、ベルトのコマ飛びを起こした事例は当社ではありません。
定期交換でベルトを外して点検すると何台かは亀裂などの劣化があり、ベルトの伸びも見られました。他にもテンションプーリーが腐食により固着して回らなくなってしまっていた物もあったので、前回交換から走行距離が数百Kmでも、2〜4年とは言わないまでも5年以上経っていれば交換した方が安心です。
縦置きミッドシップエンジンで降ろして作業になる348、355、テスタロッサは、同時に降ろさないとできないウォーターポンプ、ホース類、オイルシール等の交換やエンジン周りの汚れも綺麗にします。
交換作業は高額になりますが、安心して乗って頂くにはお薦めします。なお、エンジンか横置きミッドシップの308、328、フロントエンジンの550、612、360は348、355と同じレイアウトながらシート後ろのバルクヘッドにサービスホールがありエンジンを降ろさず交換できるのでその分低価格になります。
これから春に向けてガレージから愛車を出して、車両チェックとともにタイミングベルトの交換はいかがでしょうか。ご興味のある方はご連絡下さい。