ポルシェ、カイエンのノッキング(?)の修理です。加速しているとエンジンが息継ぎを起こしたような状態になり「コンコン」という振動が発生します。
他のメカニックに運転してもらい、自分は助手席に乗ってテスターでパラメーターを確認。症状が出ているときに失火も見られず、エンジンにもミッションにも故障がありませんでした。原因は画像のトランスファということで、フルードを交換することに。
抜いたトランスファフルード。真っ黒です。容量は約1リットル。
結果としてはフルードを交換しただけで症状が消えたので納車となりました。あれだけ不快な振動などの症状が出ていたのですが、たった1リットルのフルードだけで症状が消えました。トランスファは前後の駆動力を配分していますが、動きが悪くなるとジャダを起こしてしまいます。フルードはそれだけ重要な役割を果たしているのです。カイエンもトアレグもQ7もシャシは同じですので定期的に交換したほうが良いかと思います。