今回は私達が日頃行っている定期点検についてですが、
エンジンルーム、タイヤやブレーキやサスペンション等の足廻り、
ミッションやデフやマフラー等の下廻り、
ヘッドライトやウインカー等の電気廻りなど数ある点検項目の中で、
私が特に注意しているのはタイヤやブレーキの点検です。
(画像はポルシェ996のブレーキ液タンクです)
タイヤは御承知のとうりパンク等が原因により空気が減ったり、摩耗により溝が減ったり、
ゴムが劣化により亀裂が発生したり、何よりホイールボルトやナットが緩んでいると危険
ですし、ブレーキにしても故障すると車は停止しないので優先しています。
ブレーキ装置の数ある部品の中で、ブレーキ液は定期点検で1年もしくは2年に1回、走行
距離が多い少ないにかかわらず必ず交換します。交換をしないで何年も経って劣化すると
空気中の水分の吸収により沸点が下がり、ブレーキ使用時の熱によってブレーキ液が
沸騰して気泡が発生し、油圧がかからずブレーキの効きが悪くなる現象(ベーパーロック)
が発生するかもしれず停止する距離が延びる恐れがあります。
これはほんの一例ですが、ユーザー車検等で定期点検、整備を行っていない方は
車の状態の確認する為、そして大事にする為にも是非点検の入庫をお待ちしてます。