おはようございます。森本です。
ベンツR350(W251)の車高下がりの修理です。この車はリアがエアサスになっておりますので、よくある故障です。R500になるとフロントもエアサスなのでリスクは倍です・・・。画像はエアサス(ベローズ)を外したものでエアを入れて漏れのチェックをしています。
洗剤をかけたら一発で漏れがわかります。泡が出ているのが漏れです。今回はベローズの交換で終了ですが、他にもエアサスに空気を充填させるポンプが不良であったり、ポンプ~エアサスを繋ぐホースの継ぎ目だったりとエアサスの故障にも原因はさまざまなのですが、どちらにしても”漏れの原因”を早く処置しないと車は車高を維持しようと機能しますのでポンプが空気をどんどん入れようと余計に回ってしまいポンプの寿命も縮めます。車高が下がってしまうなどの症状の方は早めに修理した方が良いです。エアサスというのは国産車であっても必ず故障しますので。
車検で御預かりしているオールドフェラーリのブレーキパッド部分です。クラックが入っているのがわかります。
同じ車両です。これも割れてますね。ブレーキパッドというのは絶えず熱にさらされている過酷な状況なのですが、あまり乗っていない車両にはこうした事例が多く見受けられます。これは輸入車でも国産車でも同じです。この原因は?とネットで調べても”劣化”しか出てこないと思います。森本が思うには放置することによってパッドとローターが癒着してしまい、いざ動かす時に回転方向の力とパッドがピストン側に引っ張られる力でこのような縦のクラックが入るのだと思います。
車はあまり乗らなくても故障する箇所があるということです。