一昔に流行った社外のHIDバルブです(現在は純正装着が当たり前でキセノンではなくLEDが主流になっていますが)。この社外HIDバルブは今でも活躍していますが、バルブ切れが多くて「長寿命」とは言えない場合がほとんどです。最近、我が家のビートルも社外HIDが切れてしまい妻が激怒し純正のハロゲンに戻しました。ハロゲンは確かにHIDに比べると暗いのですが、雨天など路面が黒い場合は照射が反射して逆に明るく見えたりします。デメリットばかりではないのです。
過去に青々としたHIDを散々取り付けてきましたが、整備士として「安全」ということを考えた時、頻繁にバルブ切れを起こしたり雨天時などが純正のハロゲンよりも見え辛い社外のHIDを取り付けてしまって、本当にそれは良かったのか悪かったのか、お客さんの依頼だから仕方なかったのか・・・・ほんと色々考える部分があります。
車好きにとって、社外パーツの取り付けは楽しみではありますが純正の性能というか安全面で見た目と相反するような、デメリットになるパーツもあるということです。パーツを売る側、取り付けて商売する人間ですが、今後は安全面に影響するようなパーツに関しては具体的な説明をして理解して頂けるような努力が必要だと思いました。