Ferrari 250 TESTA ROSSA
#0756TR 1958年 ENGINE V12 60° DOHC POWER 300HP
7.200RPM TOPSPEED 270KM/H
7月のフェラーリカレンダーは、
フェラーリにもっとも多くの栄冠をもたらした250テスタロッサです。
ル・マン24時間、セブリング12時間、タルガ・フローリオ、ブエノスアイレス、
数々のレースでチャンピオンに輝いています。
1957年に、FIAがレースのレギュレーションを変更したことで誕生したモデルです。
前作500TRCから新型エンジン開発中に旧型エンジンとの識別のためカムカバーを赤く塗っていたため、
テスタロッサ、赤い頭とネーミングされました。
フェラーリは、1958年のマニュファクチャラーズタイトルを獲得します。
生産台数31台、車重はわずか800kgだったため最高速度は約272km/hに達しました。
250を起源とする、フェラーリとしては由緒あるテスタロッサ名は、
その後も脈々と受け継ぎ、現在もフェラーリのヘッドカバーは赤に染められて生産されています。
この時代の世界中のレーシングシーンを席巻しましたから、
現在のフェラーリがスポーツカーメーカーとしての評価を得るうえで、
決定的な役割を果たしたモデルといえます。