今回紹介するのは、お客様から車検でお預かりしたVWトゥーランで
法定24ヶ月点検項目に沿った内容を厳しくチェックしていきます。
まず、お客様から依頼されたメーター内のエンジンチェックランプ点灯
とクーラントが減るという事で点検します。
チェックランプの点灯は、テスターでフォルトメモリーを見ると
排気ガスターボチャージャーバイパスバルブ機械的故障でした。
画像のターボチャージャーについているカットオフバルブが不良で
印のバルブ部分が曲がっており、これではターボの過給が掛からず
加速不良になります。
定番の故障であり新品に交換します。
クーラントが減るのは、リザーバタンクからの漏れがあったので
これも交換です。
アイドリング中ベルト鳴きが大きかったので外して点検すると、
ベルトに亀裂があり、2種類のベルトテンショナーのベアリングに
がたつきがありました。
異音が酷くなったり、ベルトが切れたりしたら大変なので交換した
のと、足回りのロアアームにガタつきがありマウントブッシュ
に亀裂があったので交換しています。
この他にも折れたリアワイパーアームを交換等多数の部品交換で
高額整備になってしまいましたが、お客様にはこれからも安全にお車
乗って頂く為に必要な事と理解して頂いています。
自社の車検、12検その他の修理に関してお客様がどんな方で、
どんな車の使い方で、過去の整備履歴や今後必要な整備について
常に考えた点検、整備を行っています。