前回の 当社点検内容の続きで今回は冷却装置点検を記します。
ファン ベルトの緩み損傷点検、ファンベルトテンショナーがた及び異音点検、アイドラベアリングのがた及び異音点検クーラント漏れ及び量点検、 クーラントの凍結温度点検、ウォータポンプ及びベアリングのがた及び取付状態と異音点検、ラジエターの漏れ点検、ラジエターホース点検、 サーモスタット機能点検、電動ファンのがた及び異音点検などをしています。現行の国土交通省の車検での点検項目は上記の内2点です。どう なんでしょうね?冷却装置というのは主にエンジンの熱量を下げクーラントの温度を一定にしエンジンを安定させさせる為の機関です。これら の構成部品に不具合がある場合エンジンの熱量が高くなりオーバーヒートを起こします。又オーバーヒートの状態で走行を続けるとエンジンを 壊し修理に大金が掛かってしまいます。ユーザーさんが出来ることとしては車検、12検時の工場からのアドバイスと日常の運転で水温計が 90度位なのを気にして走行するのとボンネット内でいつもと違う音が聞こえた場合即工場での点検をおすすめします。後スタンドなどで燃料 を入れた時、又当社でクーラントの量をこまめに点検することをお勧めします。又この冷却装置には室内を暖める空調の役割も有ります。エン ジンが暖まっているのに水温計が何時もより低い、温度設定が何時もと同じなのにヒーターの風がぬるいなどの症状の場合はサーモスタットの 損傷が考えられますね。そしてヒーターを使用しているときカレー?のような匂いがする場合はヒーターコアなどからのクーラント漏れが考え られます。この場合は多くの車両がダッシュボード回り一式を外しての作業になる為大がかりになります。最近の車は水温計の無い車両も見ら れドライバーへの情報伝達が?とも考えます。
又、長 文になりましたが、しばらくは当社の点検内容の御案内に御付き合い下さい。
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フロン ト HANDA
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