防錆処理を突き詰めていくと色々と工夫などコツがわかってきます。例えば「融雪剤がここに溜まるからここはガッチリ処理しよう」とか「生産ラインで防錆がポイントで処理されているからここはもっと強化しよう」など。 最近は国産の車も含めてENDOX施工の依頼が増えていまして大変ありがたいのですが、こちらとしても防錆処理の質を上げようと日々勉強していまして最近は”ワックススプレー”を導入しました。
フロアにある隙間やメクラがない穴(国産車に多い)などはENDOXの処理ができないばかりか、冬に融雪剤入りの雪が入ってしまうと良いことは一つもないので少しでもそれを緩和する為にワックスを処理するようなものです。長いホースの先に拡散用のノズルが付いてまして、隙間にいれてプシューっと吹くと全体にワックス成分が行きわたります。処理中に全く違う穴からその液が出てきて降ってくるのでくるので施工も大変なのですが。 ちなみにこれはワーゲンのラインでも使用されているもので性能はお墨付きです。プラス料金は発生しますが完全を求めるなら絶対おすすめです!
エンジンチューニングに関しては専門店ではない当社では対応出来かねるものがほとんどですが、最近主流のスロットルコントローラーに次いでBMW専用ですが3Dデザインのブースターチップだと対応できます(それでもリスクをご理解頂いてからですが・・)。対応車種は現在のところ、■N54B30A エンジン車 135i (E82), 335i(E90,E91,E92,E93), Z4 3.5i(E89)
■N55B30A エンジン車 135i (E82), 335i(E90,E91,E92,E93), 535i (F10, F11), X5 35i(E70), X6 35i(E71)
純正のTMAPセンサーの配線に割り込ませてブーストをコンマ2程上げます。コンマ2でも十分体感できるくらいに変わります。ブーストを上げるという事は燃料を増量するということなのでブーストをかける生きたドライビングを繰り返すと燃費は悪くなります。が!最近のこの手の商品の良い所はいつでも純正状態に戻せるということです。
マフラーを変えようがエアクリーナーを変えようが現代の車はご存じのように空燃比(簡単に言うと排気ガス濃度)などを常に監視しており、ECUに記憶された”基本となる空燃比”になるように燃料などを調整されるのでパワーはほとんど変わりません。排気音などだけを変えられればいい!という方はマフラーの変更などをおすすめしますがパワーを上げたい!という方はそれプラス、”基本となる空燃比”を変更しなければなりません。上記の商品はその”基本となる空燃比”を変えるものではないのですが、配線の途中に割り込ませることでECUに嘘の信号を送り、パワーを上げるものです。説明文は詳しく正しく書くとかなりの長文になるのでこの辺で。
BMWのターボ車にお乗りの方でチャレンジャーな方がいましたらブーストアップしてみましょう!
おまけ
ブーストを純正比2倍以上、パワーも100馬力以上アップしたものの底なし沼に陥ったお馬鹿さんな典型がこれです(森本の車)。次から次へと課題だらけになってお金と時間だけが面白いほど飛んでいきます。落ち着くまで10年以上もかかりました。皆さんはこうならないように注意してください(笑)