花は紅、柳は緑。
花は色とりどりに咲きほこり、自然の営みにすべてをゆだね、
一瞬一瞬をあるがままに生きています。
その草や樹木の姿に、限りない生命の息吹を感じ取り、
今日の春の日差しに感謝です。
画像は当社が販売したポルシェ356(さん・ご・ろ)のものです。
記憶では確か10数年前に遠路イギリスからお越しのお客様に買って頂きました。
今はもう日本にはないと思いますが世界のどこかで
変わらずナイス・コンディションを維持していることを願っています。
356は製品名にポルシェの名を冠した初のスポーツカーです。
1931年ポルシェ社創業以来、
他社の車輌設計・開発を主な業務としてきたポルシェ社でしたが、
第二次世界大戦後、
社の本拠地ドイツ・シュトゥットガルトが連合国側に接収され
部品の調達や資金面等の多数の問題が
発生した厳しい状況の中で
ポルシェ博士の息子フェルディナント・アントン・エルンスト・ポルシェが
新たな活路をスポーツカーの自社生産に見出したクルマになります。
開発当時、
創業者ポルシェ博士は大戦中の軍事開発の責を問われ、
戦犯として連合国軍側に拘留されていた事により、
息子フェルディナントなどの多くの若い力により、
現在に至るポルシェのスポーツカーメーカーたる礎を築いたのです。
開発者の生きる様がそのままクルマになっていくように、
クルマもまた時代で移り変わっていくものです。
私たちが古いと思っているものも、
子供たちにしてみれば新しく斬新なものになり、
その子供たちが大きくなったときにも
良いものは良いものであり続けることが出来るように、
そこに・・
私たちの意味があるように思うわけです。
当社で販売してきたクルマ達に敬意と良いものへの願いを込め、
そしてこれからの季節に気持ちを馳せ
ジャパントレーディングも春風を受けてアクセルを開けて行きますよ!