今回は、E-39のBMW525でエンジン不動と燃料計
不動の点検を紹介します。
エンジン不動は、テスター診断ではフォルトメモリーは無く、
セルモーターを回しても初爆が無いので燃料ポンプの電源と作動を点検。
次に、燃圧とフューエルインジェクターの作動を確認する為準備し
再始動すると普通にエンジンが始動してしまい、それから何度掛けなおしても
正常になったので見直しです。
点検した結果、エンジンルーム右奥にあるコンピューターボックスの
中にあるDMEメインリレーの不良と見られます。
左の品番が変わった新品と交換します。
次に燃料計の点検です。不動の症状は見られませんがエンジンの点検中
IGキーをオン、オフしている時、燃料計の針が満タン位を指したり、
半分位を指したり明らかに故障です。
テスター診断ではレベルセンサーのフォルトメモリーがあるので
点検します。
レベルセンサ-は左右あり、燃料ポンプが無い左のセンサーの
不良です。
外して見ると、計量する基盤の腐食が原因と思われます。
新品と交換。これで不動の症状も治ります。
この車のお客様は長く、大事にして乗っていらっしゃるので
今後も点検、整備の入庫の際にはしっかり対応させていただきます。