札幌市内も急激に気温が下がりこの間までとても暖かく12月の気候ではなかったのでようやく例年並みになった間があります。
雪が降り始めの季節など雪が解けた水などを巻き上げて下廻りは常時水浸しの状態にさらされます。
高速道路などを走行後は融雪剤の塩害から下廻りを保護する為、洗車機を使用して水洗いすればよいのでしょうが、
そこまでする人は中々いないでしょう。
融雪剤が下廻りに色々な悪さをします。
BMWミニです。
パワステポンプモーターの冷却用ファン不動、モーターが固着してましたので交換させて頂きました。
ただ下廻りに直接取り付けされているので壊れて当然(?)の様な気がするのですが・・・
1年点検にて入庫して頂いたゴルフⅤです。
タイヤを外してブレーキパッドの残量をチェックしようとして何気にホイールの表面を見るとグリースが付着しているのが判ったので嫌な予感がしました。
グリスが付着したホイールの清掃は地味に大変です。
ドライブシャフトのアウターブーツと呼ばれる部品の損傷によりブーツの中に封入されているグリースが周囲に飛散していました。
ブーツが破れている状態で長期に渡って車を使用されていると封入されているグリースが全て飛散して、
代わりに走行中に巻き上げた水や融雪剤などが内部に侵入して
損傷したブーツを修理しなかった弊害としてCVジョイントと呼ばれる高価な部品交換が必要になるケースも見られます。
ホイールの表面を見て普段見慣れない物が付着していたらハンドルを目一杯切ってタイヤの内側を覗いて見ましょう。
早期発見、早期修理が弊害による高額修理を防ぐ一番の対処法です。
正直、当社がまだ一年点検に力を入れていなかった10年以上前は上記の様な点検を受けないが為、
不具合に気が付かず弊害により周囲の部品交換も必要になりトータルで高額修理になったケースが非常に多くみられた記憶があります。
この様な修理内容の減少は自社販売のオーナーがちゃんと点検を受けてくれている結果の表れだと私は思っています。<
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