Ferrari 315 S
#0674 1957年 ENGINE V12 60° DOHC POWER 390HP
7.400RPM TOPSPEED 300KM/H
フェラーリ 315 Sのエンジンを飾った8月のフェラーリカレンダーです。
315Sは、フェラーリが前年のミッレミリアで優勝した290MMの
後継モデルとして製造したレーシングカーです。
シャーシ#0674をドライブしたのはドイツの貴族であり伯爵のフォン・トリップスでした。
この年のミッレミリアでフェラーリは、1-2-3位でフィニッシュを遂げ、
#0674は、見事2位になったクルマです。
このレースでは、315Sをパワーアップした335Sが起こした痛ましい事故があり、
このクラッシュにより翌年からミッレミリアは、現在に至るまでレースがキャンセルされています。
翌年、世界スポーツカー選手権の規定が3.000CCに制限変更されたため
この年でレース活動は終了となり、歴史的な激しいレースの時代を走り抜けたにも関わらず、
こうして現在まで現存している奇跡に、感謝したいと思います。