Ferrari 315S
1957年 #0674 ENGINE V12 60°DOHC
POWER 390HP 7.400RPM TOPSPEED 300KM/H
3月のフェラーリカレンダーです。
315Sは、1956年のミッレミリアで優勝した290MMの後継モデルです。
SOHCからDOHC、パワフルだけではなく9kgも軽く設計され耐久性も向上していました。
1957年のミッレミリアもこのレースを最後に引退したピエロ・タルフィによって優勝。
ヴォルフガング・フォン・トリップスがそれに続きワンツーフィニッシュをしたかに見えましたが、
残念ながらカーレースの歴史に残る悲しい日となりました。
翌年に世界スポーツカー選手権の規定が3.000CCに変更されたため、
315Sは、250Testa Rossaに置き換えられます。
マセラティをはじめとしたライバル勢に打ち勝つべく1950年代のスポーツカーレースで活躍し、
とびっきりの美しいボディフォルムを持つ315S。
いつまでも歴史における自動車の地位と、
当時のエンジニア達への継続的な称賛に貢献してもらいたいと願っております。