993ターボの白煙&オイル漏れ修理です。タービンを外して点検するとアウトレット側、インレット側、それぞれにオイルが付着していて濡れていました。
タービンはオーバーホールします。羽の欠けあり。これは交換です。
これはタービン内のヒートシールドと呼ばれる部品ですが、中央にカーボンがこびり付いています。焼けたフライパンみたいな感じです。オイルがタービン内部から外へ漏れて焼けている証拠です。
タービンは完全に分解され、洗浄して測定点検します。不良品は交換し、シール類はすべて交換。最後にこれです。
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音量注意!
組みつけ後に専用のテスターを使ってタービンを回し、レーザーで回転バランスを点検。同時にオイル漏れの点検も行います。バランスは規定値以内に収まるようにアンバランス部分を削りながら修正されます。
タービンはオーバーホールによってほぼ新品になったので、トドメにこの秘密兵器を組みつけます。993ターボ用の対策オイルラインです。
左が純正。右がその秘密兵器です。
この乾電池のような部分がキモなのですが、これはオイルのワンウェイバルブで圧力がかかっている間しか流れない構造なのです。996以降のターボには標準でついていますが、なぜか993には付いていません。
エンジン始動から走行中はタービンにオイルを供給しますが、エンジン停止でオイルの供給をストップさせます。このバルブが無いと停止後にもダラダラとオイルがタービンへ流れ続け、タービン内にオイルがどんどん溜まってしまうのです。
今回の993ターボに限らずですが、白煙というのは何らかのトラブルを抱えています。始動時の白煙、アイドリング中の白煙、ブースト時に白煙など、当てはまる症状の方はすぐ持ってきてください。
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おまけ
休日の鯉釣りです。 土砂降りでしたが森本は関係ありません。朝5時から昼までやりましたが、アタリ2回のみ。
連日の猛暑で水温が高すぎてボイリーは食ってくれませんでした。