BMW X5 コンフォートシート故障です。電動のサイサポート(座面前部)が動きません。そのお見積りをさせて頂きます。
モーターは動く、制御しているユニットも正常なので座面を分解してモーター付きの可動部分を外して点検です。
可動部分の不具合で間違いないのでこの部品のパーツ見積&発注で終了なのですが、「何がどうして駄目なの?」とフロント、担当営業、お客様から聞かれた時に即答できないのでギアボックスを分解して確認します。画像のようにギアボックス内部でギアが真っ二つに割れていました。これで聞かれても大丈夫(笑)
単純に「はい駄目です」「はい交換です」でも、”確実に直れば”通じる仕事なのですが、駄目なパーツを分解せずにそのまま廃棄するのではなくて捨てる前にどうして壊れたかを細かく見ていくと勉強になることも多くなります。パーツの供養にもなります(笑) 今回もサイサポートがこんな小さい華奢なギア(失礼)で動いているとは想像していませんでしたし、破損したパーツの内部を見せたらお客様は今後は動かすときに気を使って慎重に操作すると思います。
今回のサイサポートの故障について思うのは、シート部分というのはレンタカーでもない限りオーナーがポジションを決めてしまえば頻繁に動かす必要がないという考え方だと可動するギアを金属にする等、そんなに強固に設計する必要はなかったのかも知れません。それを踏まえるとギアが「華奢だ」と言った森本の考えは間違っているという事でしょう。
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おまけ
暴れん坊の長男が我が家のテレビを倒して破壊したので電気屋さんでテレビを物色中。今後は「壁掛け」ならぬ「壁張り」になっていくとのことで有機ELテレビを見に来たのですが安い中古車が買えるくらいの価格で諦めました・・・・ほんと壁との隙間がなく壁に張った絵みたいでした。凄い時代です。