去年の話ですが久々にアウディのフロント足廻りの交換
作業をさせて頂きました。
3世代前のモデルではスチール製でしたがその当時の
材質がアルミ製に変更になり寿命が格段に伸びたので
すが入庫して頂いた車輛は18万キロ強(だったと思い
ます。)さすがに足廻りが御疲れでした。
距離が伸びた車輛や年式がやや落ちた車輛で一番苦労
させられるのが取付けボルトがすんなり外れない場合の
対処です。錆や融雪剤などで腐食し取外しが困難な場合
、四苦八苦してあの手この手を駆使して取外しを試みます。
アウディのフロント足廻りの最大の難関はアッパーアームの前
後をナットで止めている長いボルトです。
このボルト、一度折れ込んでしまった事があり大変な目に逢っ
た事があるのでそれ以降は以前にも増して慎重に作業する
ようになりました。
今回はアーム全ての交換が目的だったので過熱しながら
取外しが出来て比較的、短時間で作業は終了しました。
取付けボルトも全て交換し、最終チェックを済ませ納車しました。