今回は、ポルシェ911カレラ4Sでクラッチから異音がするということで
クラッチのオーバーホールを行ったので紹介します。
この996のミッションは、964や993の物と違いミッション単体で
降ろせるので比較的容易に作業ができます。
点検すると、クラッチレリーズのベアリングは異常なかったのですが新品と
比べると、レリーズレバーの当たり面が酷く摩耗していました。
レリーズの摩耗によりレリーズレバーの取付けが傾き画像の手で持っている部分が
クラッチカバーのダンパースプリングに擦れて異音が発生していました。
削れているのでレリーズレバーは対策された部品と交換します。
クラッチカバーに損傷は見られず、ディスクは多少の摩耗ですが交換。
これは、フロントデフに繋がるカルダンシャフトのジョイントゴムですが
亀裂があるので交換。
純正部品だとシャフトAssyになりとても高額なので、
画像の右側のアイコードさんで出している強化された
ジョイントゴムのみの部品供給があり安価で済みました。
次回も新たな修理情報を紹介します。