今回は、アルファロメオGTVでエンジン不動の点検、修理をしたので紹介します。
状況は、セルモーターは回転するが初爆が無いのでまず燃料ポンプのリレーとヒューズを点検。
リレーに電源が入っておらず次にメインリレーを点検すると、
こちらのヒューズが切れていました。
原因を探す為配線図を見ていくと、エンジンのECUを始め1~6番シリンダーのインジェクターとイグニッションコイル、
キャニスターバルブ等の電源になっているので配線を点検。インマニの裏側にも配線はあるので取り外します。
インマニの下にある3番シリンダーの配線では無くイグニッションコイルの内部ショートが原因のヒューズ切れでした。
そのコイルが入っているスパークプラグの穴はオイル漏れが酷くこれが壊れた原因と思います。
コイルの故障でスパークプラグが点火しないという症状はよく有りましたが、
内部ショートは初めてです。オイル漏れを修理する為タペットカバーガスケット
を交換、お客様の依頼でスパークプラグの交換、そしてコイルを交換しエンジン始動。
調子良くエンジンはかかったのですがアイドリングが高く、走行中車速があると
アクセルoffにしてもエンジン回転数が下がらないという症状になりました。
原因は、点検中インマニを外した時ついでにスロットルバルブが酷く
汚れていたので綺麗にし吸入空気量が変わったせいだと思いますが、
これはスロットルバルブの初期設定を行い治っています。
色々な症状の故障探究にはいつも勉強させてもらっていますが、
次回も新たな修理情報を紹介します。