W211 走行距離は10キロに満たない車輛なのですが
アイドリング時にDレンジで停車中、 車体振動が激しいとの事で入庫しました。
当初、エンジン自体が結構触れていたので原因はエンジン不調に起因するものと考えていましたので 部品交換に踏み切るまで時間を費やしてしまいました。
マフラー外しました。
エンジンを左右で支えているエンジンマウントと呼ばれる部品を交換させて頂く事になりました。
画像中央に見えるのがエンジンマウントです。
4マチック車だと構造上交換が大変なのですが、 当該車輛はFR車だったので難易度はそれほど高くはありません。
部品を外すとマウントの中に封入されているオイルが流出してきました。
部品を外した際封入されているはずのオイルが飛散して作業着が悲惨な状態に・・・
車輛に装着されている状態ではオイルの流出が確認出来なかった事も探求で遠回りした原因の一つでした。
エンジンマウントはエンジンの固定だけの為のパーツだけではなく振動を吸収する目的もあります。
ゴムの部分が経年劣化してくると、エンジンからの振動、異音が徐々に大きくなってきますから
毎日車を使用されているオーナーさん本人からするとあまり気が付かないのではないでしょうか?
不必要な震動は、各部のキシミ・緩みに始まり、 2次災害にも起因してきますので、
予算が許せば是非交換してみてはどうでしょう?
7,8万キロ走行している車輛なら体感できる程、静寂性がアップします。
もう少し価格が低ければ購入し易いんですけど・・・
ATマウントの交換は超簡単です。