土地勘が無い自分が(方向音痴っつて事です。)先日、地方へ引き取りに行ってきました。
ベンツのW210 セルモーターは回るがエンジンが掛からないとの事。
新しい搬送車でナビを頼りに快適にドライブしてきました。
自社まで現車を下げてきて探究です。
結果エンジンまで燃料を送るフューエルポンプの不良だったのですが
記録を見るとこの車輛
1年程前に自社で車検を取得して貰ってから20キロ程しか走行していません。
走行距離自体も210では極端に少ない2万キロ台の車輛で
去年以前も購入されてからほとんど使用されていないとの事でした。
部品を交換する過程でどうしても残存した燃料が出てくるのですが明らかにガソリン臭とは異なる臭いがしました。
燃料としての機能は辛うじて果たしていますが劣化しているのは明らかです。
この劣化が進行するとワニスと呼ばれる粘土の様な成分が沈殿して
燃料のラインに堆積して高額修理を必要とされますが
この車輛はそこまでの劣化には至っていませんでした。
下廻りも画像の様に錆が進行しかけていたのでエンドックスの施工 ではなく
錆の転換剤、ラストトリートメントの施工をさせて頂きました。
オーナーさんによって車輛の使用状況は様々です。
この車輛の様にほとんど使用されず放置状態のオーナーさんや
仕事で地方へ行かれる年間5万キロ走行されるオーナーさんもいらっしゃいます。
使用状況により車輛の状況も様々ですから
1年点検及び車検時は過去の履歴や年間走行距離を考慮して部品交換の推奨を行っています。