中井です。

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コンピュータ診断機,
主にエンジンチェックランプやABSランプが点灯した時に不具合箇所を判断する機械です。

 

BMWのZ3エアバックランプ点灯の不具合の原因を探求中です。

テスターでの故障入力内容はクラッシュセンサーエラー

ディーラーでは車種が決まっているので、メーカーが指定した診断機で対応できますが
専業では色々なメーカーの自動車に対応した診断機が必要になってきますので、
自社では
浅く広く結構な数のメーカーの診断が出来る汎用の診断機を所有しています。
(汎用といえど年間の維持費はかなりのものですが・・・)

ディーラーのテスターでしか対応出来ない内容の整備範囲が年々増加しているのが民間工場の大きな問題の一つになっています。

現在の自動車はコンピューター満載で昔ながらの知識と概念が通用しなくなってきているのが現状です。

自分が当社に入社した頃は自動車への電子技術の導入全盛前でしたが、
BMWのハイグレード車などはその頃から電子技術満載でした。
なんとかディーラーさんへ外注に出さず自力で治してやろうと思い洋書の技術書を自費で購入したりしてかなり勉強したのを覚えています。
現在ではディーラーさんのメカさんとも面識が出来て技術的なアドバイスを頂いたりしています。

ただあくまでも診断機は故障の原因を掴むヒントをくれる機器であり、
コンピューターに残っている内容が不具合の直接の原因を指している訳ではありません。

 

テスターの故障入力の内容をヒントに資料や配線図を検索して電気的な状況を測定して原因を絞り込んでいきます。

シートを外してフロアのカーペットを剥ぐってその下に原因となる部品がありました。

笑えない話ですがこの車輌、このエアバックランプ点灯の不具合を修理して一月した後、

トラックと衝突してエアバックが作動して全損、廃車になりました。

エアバックが作動してくれたおかげで幸いにもオーナーの方は軽症で済んだのです。

エアバックランプが点灯している状態では衝突の際、エアバックは作動してくれませんからこれもしもエアバックが作動していなかったらどうなっていたんだろ、ランプが点灯した場合それを放置せず迅速な修理の必要性というものを再認識した出来事だった事を記憶しています。

現車の状態からテスター、資料を駆使してそこからの数値などで判断して原因を絞り込んでいくのですが、
自分の勉強不足で技術の進歩に追いついていないのが現状でして頭が痛い状況です。

要はもっと自分で技術の勉強しろってオチです。

 

 

 

 

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