右折時にフロントの足廻りから異音がするとの事でBMWのE90が入庫しました。
リフトアップしての点検前に試乗するとたしかに右折時にカタカタとホイールの回転周期に合わせて音が聞こえます。
左折時には何も聞こえません。
足廻りにはガタ等異常は見られなかったのでフロントのハブベアリングと判断して交換する事になりました。
片方にハンドルを切った時のみ異音が聞こえる場合、左右のいずれか片方が不良なのですが片方を交換する場合、
じきに反対側も不良になるケースが多いので工場側としては左右同時交換を推奨しています。
部品が高額なのでそのあたりはオーナーさんの予算と判断による所ですが今回は左右同時交換を選択して頂きました。
ハブベアリングは画像の4本のボルトで止まっているのですが4本の内の1本のボルトがショックアブソーバーに干渉して外れてくれません。
ショックアブソーバーを取り外してしまえば良いのですが、
ショックアブソーバーの脱着には結構な時間が掛かりますので時間が掛かる=工賃がその分高いですので
取り外さない為に普段、滅多に使用しない画像の工具を使用しました。
この車輌走行距離5万キロ程です。通常ハブベアリングが不良になるのは大体10万キロ超の車輌なのですが(あくまで経験値です。)
この走行距離で不良になった原因としてはオーナーさんがE46のホイールを購入し装着を試みたのですが、
そのままではホイールがキャリパーに干渉してしまうので30mmのスペーサーを装着して走行していた事だと推測します。
左右交換して試乗した所、異音も解消されて修理完治としました。
以前は自費で工具を少しずつ購入していたのですが最近御無沙汰でしたが以前購入していた工具が活躍してくれました。
工具の有無というのは、作業時間の大幅な差を生む場合がありますのでこれからも少しずつ購入していこうと思います。
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