BMW6グランクーペです。リアからの異音の為、リアハブベアリング交換を交換します。本来であればドライブシャフトを抜くのですが、デフ側にシャフト取り付けのボルトが無いのでナックルごと外して交換します。ハブとシャフトが固着しているので分離するのに相当な時間がかかってしまいました。ハブベアリング自体はトルクスで留まっているだけです。プレスを使ってベアリングにハブを挿入して取り付け完了。あとは車体と合体させ試運転して異音が消えたか確認して終了です。走行距離が少ない車両でしたがハブベアリングは壊れるときは壊れます。
これから道路から雪がなくなってフラットになり夏タイヤに交換する季節がやってきますが、今回のような走行中の異音関連のトラブルはこの時期は相当神経を使わないと駄目で「いつから?」という問診が凄く重要になってきます。荒れている雪道で気がつかずに放置していたのか? 夏タイヤに交換してから? などです。また、今まで雪や水の潤滑作用によって音が発生しなかった部分が路面も気温もドライになってきて不具合が現れてくるのもこの時期です。 異音はどんな小さなものでも大きなトラブルの前兆の場合もあって絶対に点検の必要があります。他店で「気にしなくていいです・・・・」と言われても気になって仕方ない方はぜひ一度見せて頂きたいです。