走行二万キロ弱のボクスターの燃料ポンプ不良です。単体テストでも不動でしたので不良確定なのですが、捨ててしまう前に一応分解。 分解してビックリ。ブラシ部分がまるで新品。二万キロですが、すでに過去1回交換している模様。ポンプの吸い込み部分にはストレーナーというフィルターが付いているのですが、これは綺麗。 よく、ポンプが焼き付いた原因はタンク内の汚れで、その汚れを吸い込んでポンプがロックした(焼き付いた)とかいう理由付ける説もありますが、近年の樹脂製のタンクではちょっと違います。
原因はこれです。ポンプが何を吸い込んだのではなく、ポンプ自体がガソリンの劣化で腐食してしまったようです。ガソリンタンク内は外気温との気温差で結露を起こし、ガソリン自体も油面が動かさないと気化を繰返しワニスなどの汚れを生成します。本来、車を動かすことでタンク内のガソリンは揺れます。揺れることで撹拌されて底には汚れが貯まりません。また、走ってガソリンを消費させてガソリンを補充することでポンプ内も燃料ホース内も常に新しいガソリンで満たされます。こうすることでポンプを劣化から守ることができます。結論としては車というのはエンジンをかけるだけでなく実際に動かさないと良くないということです。
おまけ
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新型VRを買いました。VRは単純に360度見える機器ではないのですが、こればかりは実際に使った方でないと理解できないと思います。本当に凄いです。現実逃避にこれ以上のものは無いかも知れません(笑)
現実から離れてF50に乗ってみました(動画はオチまで見てください)。森本の視点の動画ですが、途中で現実世界ではあり得ない、座席からエンジンルームに顔を突っ込んでエンジンを覗いたりシートの裏を見てみたり、天井を突き破って外に出たりしています。最後は調子に乗って箱乗りしてバチが当たりますが(笑)
内装もそうですが足回りやエンジンの位置や構造が理解できるので、近い将来、VRで整備のシュミレーションをしたり遠方の工場に遠隔で整備方法を指示したりできるようになると思います。医療現場のダヴィンチみたいな。すでに技術的に充分可能っぽいのは上の動画を見ればわかると思います。試運転なども将来的にVRで済んでしまう時代がすぐそこに来ている気がします。あ、VRはクリスマスにかけて必ず品切れになります。早めに買っておきましょう。