業者様からの依頼で助手席側の可倒ミラー不動のBMWです。中古ミラー持ち込みでした。通常であれば、依頼通りにそのまま交換してしまいますが、自分が故障探求した訳でありませんので疑い深い森本は探求から始めます(笑) ミラーを交換しても症状が変わらなければ二度手間です。二度手間が大嫌いなのです。 まず、ユニットを確認します。電源と信号線を見ます。ユニットは非分解だろうが分解までします(笑)
電源も信号も怪しいので配線を見ます。既に目視でこの辺りの不具合が確定。
素晴らしくピントが合った画像ですが、車両側~助手席ドアまでの間で電源線が断線してました。
これまたいい加減にしてくれと言われるほどの画像ですが、腐食しているのがわかると思います。青っぽくなっているのがそれです。このBMWのの場合、年式的に大した制御でないので(ごめんなさい)探求も多少の時間で済みましたが、主流のCAN(キャンの正式名称はコントローラーエリアネットワークと言います)が絡んでくると運転席側のコントロールモジュールが信号を出しているため探求はもっと複雑になります。 単純な12V線を見ていくような昔の故障探求は通用しないのです。
メカニックは基本的な車の知識は勿論ですが、進化する車に対応するためにコーディングもテスターもパソコンの知識も必要でネットで情報を得る場合、今度は英語やドイツ語も翻訳ソフトを駆使して解読しないといけません。ほんと大変なんです。
次回、面白い商品を紹介するのでお楽しみに。森本が人柱になって成功したらアップします(笑)