今回紹介するのは、VWトゥーラン1.4tsiでエンジン不調の点検、修理です。
試運転をすると加速が悪く、しばらくするとエンジンチェックランプが点灯
したので、早速テスター診断をします。
フォルトメモリーを見ると、主に1番シリンダーの失火による不調でした。
定番のIGコイルとスパークプラグの点検をしましたが異常無く、圧縮圧力の
点検をすると2,3,4番シリンダーは11kg/㎠に対し、1番シリンダーは5㎏/㎠でした。
これが失火の原因なので、シリンダーヘッドを外し内部を点検します。
このエンジン、シリンダーヘッドを外すのに周辺の補器類をたくさん
外さなければならないので結構大変です。
左がシリンダーヘッドで右がカムハウジングです。
IN,EXバルブはカーボン、スラッジの汚れがありますが、特に圧縮漏れの
原因はありません。
次にピストンを点検すると、なんと、1番シリンダーのピストンにヒビが入って
そこをドライバーで抉ると割れていました。
これもカーボン、スラッジ汚れがありその影響があったようです。
現在、部品待ちなので続きは後日報告します。