おはようございます。タイヤ交換での入庫が始まっています。まだ早い!タイヤが減るから・・・と思っている方も多いと思いますが、スタッドレスタイヤは思っているほど減りませんので大丈夫です(笑) 混み合う前に交換されることをお勧めします。
先週に引き続きBMW MINIのネタです。初期型R50の弱点はパワステの他にクーラント漏れもあります。エンジンルームのクーラントタンクが空になって気が付く場合が多く、その原因の多くは画像の赤丸で示した部分にあるサーモスタットハウジング付近からです。
これがサーモスタットのハウジング。内部にサーモスタットが入っています。赤丸で示した箇所は取付けボルトが入る部分ですが、緑色になっていてクーラントが漏れた跡がはっきりわかります。
エンジン側です。サーモハウジングを外した状態です。ここに3本のボルトで固定されます。
先程のサーモスタットハウジングの裏側です。 内部はヒョウタンの様な形をしていますが、右上の部分がサーモスタット本体になります。画像のようにガスケット(パッキン)が千切れてしまって下のボルト穴から漏れていました。 この故障は初期型MINIでは非常に多いのですが、現在では内部のガスケットが分厚くなった対策品に変更されています。漏れの症状がある車の大半は新車から一度も交換していない車であり、対策品に交換すれば暫くは漏れの心配はありません。
輸入車のパーツは仕様変更が度々あり、(大人の事情の場合もありますが・・)改良されて良くなっていきます。このMINIに限らずですが、部品交換の際はよく観察して対策されている場合はお客様にもその都度説明しています。