先日、行いましたブレーキ修理の作業報告です。
ブレーキを踏んでも制動力が本来の半分程しかありませんでしたのでまずはタイヤを外してみてビックリ!
タイヤと一緒に回転するディスクローターと呼ばれる部品をローターの内側、外側に組み込まれているブレーキパッドと呼ばれる部品で油圧の力で挟み込み、
回転しているタイヤの勢いを止めてやるのがブレーキの原理なのですが外側に装着されているはずのブレーキパッドが無くなっていました。
良く見るとローターが割れてタイヤの回転する中心からズレて他の部品に噛み込んでいます。
左のフロントブレーキが全く機能していない状態です。
ブレーキパッドの磨耗限界を超えての使用により、他の構成部品が損傷した解りやすい例だと思います。
当社で推奨している一年点検も御無沙汰で車検の入庫も久しい車輌の久々の入庫でしたが話しを聞くと
ブレーキが効かなくなってからも暫くこの状態で車の使用を続けていた様です。
以前、御入庫頂いていた頃から仕事で使用されている車輌なので年間走行距離が
15000キロオーバーの車輌という使用状況は把握していましたからパッドの残量に関しては警告していたのですが・・・
一年点検、車検で点検をして部品交換を推奨させて頂いていますが 治す、治さないを決めるのはユーザーさん自身ですが、
画像の様な状況での使用を続けていると事故が発生する可能性が極めて高くなります。
一年点検を毎年受けて頂き、交換推奨させて頂いた部品を交換し当社で車輌状況を管理出来るのが理想ですが、
やはりそれには料金的なものも発生してきますので状況的にそれが出来ないオーナーさんがいるのも事実だと思います。
工場では車輌の体調管理をサポートしていますが、オーナーさん自身も又、車輌の管理に気を使って頂くのも重要ではないでしょうか?
オチとしては一年点検はちゃんと受けて下さいって事でした。
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