アウディA6のパーキングアシスト不良です。リバースに入れるとエラー表示になってしまいます。パーキングセンサースイッチのランプも点滅してしまいます。
このような不具合はテスター診断以外に故障を特定するのは不可能な修理の典型です。故障メモリーの内容、バンパーに付いている複数のセンサー(丸いセンサーです)の実測値などを見て故障箇所を特定します。大抵はバンパー内のセンサーなのですが、今回は違いました。以外や以外、室内に原因が!
原因はこれでした。パーキングアシストが作動している時に「ピーーー」となるブザーです。室内の前後に付いていますが今回はフロント側でした。これが壊れているとパーキングセンサーはロックがかかり作動しなくなります。壊れていたら距離がわからなくなるのでロックされた方が安全なので当然です。
アウディA6の場合はカバー外すだけでこのブザーにアクセスできますが、車種によってはメーターを外したりダッシュボードを外したりしないとブザーまで辿り着けません。
前回のベンツのコンピューターボックスの冷却ファンではないですが、夏場はこのような電子パーツが壊れやすいと思います。森本は時々訴えてますが、夏場は運転中の室内はエアコンで冷やされて快適ですが、車は過酷な状況なのです。アスファルトからの輻射熱、さらに停車してエンジンを切っても走行風が当たらないエンジンルームは凄い温度になります。熱せられたクーラントはポンプが動かないので循環もしません。停止した直後は実は水温は少し上がることもあるのです。室内は室内で灼熱地獄です。アルコール系の芳香剤なんて使っているとサウナ化した室内の塗装パーツの劣化が凄まじく進行します。
車にとって冬より夏の方が過酷なのです。