今回はメーターにABSのチェックランプが点灯したボルボXC70の点検、修理を紹介します。
テスターで診断すると、フロント右スピードシグナル異常のフォルトメモリーが入っており実測
値を見るとスピード信号が途切れているので点検します。
ドライブシャフトを外すとジョイント部分に付く車速信号を拾う、リングギアに腐食が原因と思わ
れる割れがあり広がっているのでこれが主原因です。
リングギアのみの部品があるのですが、本国オーダーだったのですぐに見つかった良質の
中古品のドライブシャフトごと交換させて頂きました。
スピードセンサーも壊れたリングギアに削られて亀裂があるので同時に交換です。
さらに走行距離が伸びている車なのでは今後のために予防としてフロント右の
ハブベアリングも交換させて頂いてます。
ABSは治りましたが、後日リア左右のハブベアリングから異音が発生し交換になり
結果的に高額修理になってしまいましたが、これで安心して乗って頂ける
と思います。