とうとう自社でもフォルクスワーゲン、アウディ系に近年頻発している
DSGの修理が入庫してきました。
DSGとは量産車ではフォルクスワーゲンが
初めて実用化したデュアルクラッチシステムの名称で
AT車とマニュアル車の中間の駆動システムみたいなものです。
冷間時は良好だがエンジンが完全暖気後信号待ちなどでの
ゼロ発進時に変速ショックが出る等の御依頼でした。
試乗後、最後は画像の様にシフトのインジケーターが全灯して走行不能状態に・・・
ワーゲン、アウディ系はATに異常が発生すると
メーター内のシフトのインジケーターを全灯させて運転者に異常を警告します。
で、診断の結果トラブル箇所の定番である
メカトロニックと呼ばれる油圧の心臓部を交換する事になりました。
部品金額が非常に高額ですがこれを放置しておくと弊害として
AT本体の交換を迫られる事になり倍以上の修理金額が必要になってきます。
オイルは純正を使用しました。上記の左側はATにオイルを注入する為の工具です。
春に購入して使うのは初めてでした。
(新品工具を一番乗りで使用するのは気持ちいいもんです。)
交換作業は終わりましたが現代の車はこれだけではちゃんと動いてくれません。
車両のコンピューターにプログラムを打ち込んでやる作業が必要不可欠な時代です。
以前購入したテスターで色々やってみたのですが
インストール出来ず結局、今回はディーラーさんにコーディングを御願いしました。
次回、同作業に備えて自力で解決できる様、宿題として勉強しておきます。
近年の車輛では国産車でもスペアタイヤを装備しない車輛が増えてきました。
使用機会が少ないのでコストや資源を考えての事なのだと思います。
スペアタイヤの変わりにパンク修理剤が装備されているのですが
ランフラットタイヤ標準装備の車輛で乗り心地などの問題で
普通のラジアルタイヤに履き替えている方に
自社では現在上記の商品を御勧めしています。
使い方も簡単なんで非常時の為に是非御購入下さい。
価格はたしかえ~と7500円だったと思います。
フロント飯田まで御問い合わせ下さい。
最後は営業でした。