アウディ8kのエンジン不調です。アクセルをある程度踏み込むと警告灯の点滅と同時に吹けなくなり、ガタガタと振動が起きます。一旦エンジンを切って再始動するとまた正常に戻るという「難しそう、はまりそう」な故障です。
エンジン側の故障コードはギアボックスの他、ミスファイも入力されてます。ミッション側にも故障コードが数点入力されてましたが、それは企業秘密なので載せません・・・・。ミッションが悪名高いDSGであること、実際に変速もおかしい症状もあり故障コードから推測で「ミッション不良」と判断してもおかしくないです。これでハマってしまう工場さんもあるかと思います。
ハマる前に実測値を見ます。故障コードは無視。症状が出た瞬間を見逃さずにいれば原因はわかります。車にのって数分~数十分の間、テスターを見続けていると周りから見ると「森本、サボってるんじゃないか?」と思われているかも知れませんが違います(笑) 画像でシリンダー①の数値だけ桁違いに大きくなっています。
原因はなんてことないイグニッションコイルの不良です(原因は単純なものですが、探求時間は結構かかっています)。ある程度の回転数と負荷がかかると失火してしまい、コンピューターは燃料カットします。再始動まで一番シリンダーは燃料カットのままです。失火した状態だとミッション側に伝達するトルクや負荷が弱くなるため変速ポイントが出ません。それで実際の回転数と基準値の変速ポイントがズレてしまいミッション側の故障コードも入力されたわけです。今回はイグニッションコイルでしたが実測値のある部分が異常だとミッション不良と判断します。ほんと実測値って重要なんです。
難しいことばかり書きましたが、最近のイグニッションコイルは弱すぎです。
これはつい先日行ったBMW335の整備中の画像です。
年数や距離でイグニッションコイルは全交換しました。ほんと、いつ壊れてもおかしくないパーツなのです。ワーゲン&アウディ、そしてBMWは毎月のようにイグニッションコイルを交換してる気がしますが思えばベンツって交換した記憶がないです。同じドイツ車なのに・・と思ってしまいます。
どちらにしても、予算がある方は定期的にイグニッションコイルは交換しましょう。プラグ交換のついでが理想です。コイルの故障はいきなり訪れますので。
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おまけ
うちのペットのハブちゃんです。最近元気がありません。継ぎ足し続けた泡盛の濃度が薄くなってきたようです。
沖縄からハブ原酒を直送してもらい満タンにしたら元気になりました。原酒入れたらこんな色だった?と思うほど濃い目です。飲んだらハーブとハブのコラボレーションな味がします。これでしばらく熟睡できそうです(笑)