春のウォーターポンプ祭

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山崎春のパン祭りではありません。ほんと、今年に入ってウォーターポンプ交換を何度したか不明です。今月オーバーヒート、今月に入って行った事例を2件。

VW1.4TSIのウォーターポンプです。これは単純なウォーターポンプではなく、スーパーチャージャーのクラッチも兼ねています。

これがポンプなのですが配線カプラーが付いていまして、電磁クラッチで内側のプーリー(画像で言うと下側)を断続させてスーパーチャージャーの制御しています。外側のプーリーがウォーターポンプのプーリーになります。これはフリーで回っています。構造的にプーリーの軸が長い為にガタが出やすく、漏れやすいのです。

このエンジンは後ろにスーパーチャージャー、手前にターボユニットがあって複雑な構造をしています。ポンプも簡単に「はい交換」とはいかず、周辺のパーツを外したりしないと手が入りません。

綺麗なプーリーが新品ポンプです。確かに凝ったメカニズムですがメカニック泣かせな嫌な作りです。

お次は悪名高いBMWの電動ウォーターポンプの交換です。今回はちょっと訳あり。画像はこれから交換するポンプですが、ほぼ新品なんです。新品なのに交換するんです。 前回、ウォーターポンプが故障してオーバーヒート、それでお客さんがネットでウォーターポンプを購入し持ち込みで当社で交換、数百キロ走行後にまたオーバーヒート。こんな感じです。

テスターでポンプを強制駆動しようとしましたがダメ。配線を追っていくとEボックス内のヒューズが切れていました。そこから配線を追っていき、何だかんだで(謎)、取り付けたばかりではありますがポンプの不良と判断しました。

付いていた交換したてのウォーターポンプを外して点検すると内部ショートを起こしていました。このポンプは実は純正品ではなく社外品。以前、社外品についてボロクソ書いたら怒られましたが(笑)社外品には使ってよいものとダメなものがあるのです。純正OEMなどと呼ばれるものもありますが、これは純正と全く同じではありません。純正と同じ設計なのですがロットが違うのです。逆に言えばメーカーが純正と認めないロットの製品なわけです。今回のこのウォーターポンプの場合ですが、私は年数が経過して断線しているポンプは見たことはありますが、内部ショートしているポンプは見たことがありませんでした。お客さんにとってみればポンプは安く手に入れたかも知れませんが、不良品であって工賃が2度も発生してしまいました。これなら最初から純正を選ぶべきでした。もし、ネットで安いパーツがあったときはご相談ください。

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おまけ

休みに苫小牧まで1人旅。 昔、色々悪いこと(?)をした駅近くの場所に行くと・・・・

 ちょっと寂しい感じにはなってましたが、ある程度の面影はまだ残ってました。 今度は柏木町のチロリン村に遠征します(笑)

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