今回紹介するのは、ボルボV70Rのエンジン不動です。
セルモーターを回すと初爆があるけど掛からないという状況でテスター診断すると
イモビライザーには異常無く、吸気圧センサーのフォルトメモリーがありますがこのセンサー
ならエンジンは掛かるはずです。
まずインテーク廻りのエア吸いを疑い隈なく探しましたが、エンジン本体には
異常が無いのでバンパーを外しインタークーラーを点検します。
画像の手前がエアコンのコンデンサーでその裏にインタークーラーがありますが、
大きな丸い穴が開いておりこれではエンジンは掛かりません。
外してみるとケースの反対側に丸くパテ埋めしたような跡があり、これと同じ物が剥がれて
エア吸いを起こした原因でしたが何か変です。
調べて部品を取るともう一個インタークーラーが付くようになっており、埋められた穴は
本来2つのインタークーラーを繋ぐホースが付くようになっています。
何で穴を埋める修理をしていたのか判りません。
これでエア吸いは無くなり、フォルトメモリーはリセットでき、
この車本来の性能になり調子良く乗って頂けると思います。